インクジェットやカッティングシートは袖看板、欄間看板など色々な看板に使われてる素材です。
インクジェットプロッターは現在パソコンに使われているプリンタのもっと大きい用紙を印刷する為の機械です。「用紙」と書きましたが、実際には看板業界では「メディア」といいます。メディアには種類がありまして、紙、ターポリン(ビニール状の生地)、塩ビなど色々です。
元々メディアはロール状になっていますので、かなりの長さまで対応します。横幅は1200mmまでなので、それ以上になると分割出力になります。
メディアをインクジェットプロッターで印刷します。それにラミネート処理を施し、取り付け作業に入ります。カッティングシートでは不可能な絵画やグラデーションがある看板に採用されます。屋外耐候性は、5年ほどです。
当社ではインクジェットした絵画やイラストの周囲をカッティングプロッターで正確に切って、シールのようにすることもできますので、車両に貼るのにも屋外耐候性が優れていますのでぴったりです。
カッティングシートはカッティングプロッターという機械でロール状のシートを文字の形にカットします。ロール状のシートは裏紙の上に粘着材が付いた薄い塩ビシートが貼ってあり、文字の形に切ったあと、周囲を剥がします。そうすると裏紙とともに文字の形だけの塩ビシートが残るので、その上に透明のアプリケーションシートを貼ります。施工時には裏紙からアプリケーションシートを剥がすと文字がシートに付いてきます。それを貼りたい媒体に「スキージ」という特殊な?工具を用いて貼っていきます。
アプリケーションシートを最後に剥がして出来上がり。素人の方にも貼る事はできますが、文字の中に気泡が入ったり、貼り方によっては完全に失敗する場合がありますので、やはりプロに任せた方が安心でしょう。
弊社では屋内で使用するシートも屋外用を使っております。耐久性を高める為です。屋外用カッティングシートの屋外耐候性は5から7年程度です。それ以上になるとカッティングの色がだんだん褪せてきます。